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湾岸産油国の“危うい”改革

経済改革が君主制を揺るがす「民主化要求」につながるのは確実[バーレーン発]「豊かな時代は終わった」――。世界最大の産油国サウジアラビアのアブドラ皇太子は、九八年十二月の湾岸六カ国サミットでこう宣言し、各国国民に倹約と経済的自立を呼びかけた。それは莫大な石油収入を背景に、医療費・教育費から電話代まで…

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北朝鮮「変身」の知られざる背景

ワールドカップのさなかに韓国海軍艦艇を撃沈した北朝鮮。対立ムードが高まるかと思われたが、一転「平和攻勢」が始まった。そして世にも不可思議な「経済改革」にも着手――。北朝鮮で何が起ころうとしているのか。 朝鮮半島の動きはいつもドラマチックである。サッカー・ワールドカップ(W杯)の三位決定戦が韓国で行…

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予想外の政権交代でも続くインド経済改革

シン新首相自身はまちがいなく改革派だが、政権運営には左翼政党の協力が不可欠。はたして今後のインド経済の行方は……。[ニューデリー発]四月二十日以来、五回に分けて全土で投票が行なわれてきたインド総選挙は、五月十三日の開票の結果、政治家から専門家までを驚愕させることとなった。政権維持は確実とみられてい…

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動き始めたインド新政権の顔ぶれとその実力

十億を超える人口の六割以上が天候だのみの農業に従事する一方で、納税者はたったの三千万人。経済改革と貧困対策の両立は実現できるのか――[ニューデリー発]インドのマンモハン・シン政権が発足して約三カ月。五月の総選挙で誰も予想しなかったバジパイ前政権(インド人民党=BJP=主導の連立政権)が敗北し、シン…

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「地方主導」で加速するインドの外資誘致

IT産業だけで十億三千万人は食べられない。最大の課題・農村の貧困を解消するために、各州政府は海外からの大規模投資に熱い視線を向ける。[ニューデリー発]「私はインドを売り込むためにここにやってきた。世界中の人々に、インドがいかに変わりつつあるかを知って欲しい」――。 九月下旬に初の訪米を果たしたイン…

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苦肉の「農業シフト」に踏み切る北朝鮮

賃上げ・物価値上げを経済改革と称する国も、“改革”が進めば現実を直視せざるをえなくなる。今年は農業に力を注ぐというが――。[ソウル発]「肖像画を外し、少し(体制批判の)ビラが出たからと言って、(北朝鮮に)大きな変化が起こったと考えてはならない。(それは)金正日が肖像画を外せと指示したからであり、そ…

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ガーネム首相はリビアを「普通の国」にできるか

改革を率いる首相は、ハーバード大学出のエコノミスト。本人へのインタビューをもとに、改革の成否を展望する。[ロンドン発]小柄で精力的、短気で切れ者のショクリ・ガーネム(六二)は、世界で最もタフな政治的任務を負っている人物の一人だろう。一年半前にリビアの首相に就いたガーネムの仕事は、十年以上も国際的な…

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イラクにのしかかる「経済失政」のツケ

復興を妨げているのはテロだけではない。中東の「経済改革モデル」にというアメリカの目論見は崩れ、イラクは「失敗国家」化の瀬戸際。 イラク戦争終結後、英『エコノミスト』誌は米国を中心とする連合国暫定当局(CPA)が打ち出したイラクの経済再建案を、「まるで外国人投資家のウィッシュ・リスト(欲しいもの一覧…

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【インタビュー】セイフ・アル・イスラム・カダフィ リビアはもう「後戻り」できない

一月のリビア油田鉱区の入札には、世界の企業が熱い視線を投げかけた。国際社会に復帰し、「普通の国」になることを急ぐリビアの実情を、来日したカダフィ大佐の二男に聞いた。...

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金正日「南方視察」に軍幹部も大挙同行か

 北朝鮮の金正日総書記が突然訪中し、上海、広州、深センなどを回った。一九九二年に深セン、珠海、上海を訪ねて「南巡講話」を発表、改革・開放を推進したトウ小平氏の旅程と似ており、金総書記が今回の「南方視察」を機に、経済改革を新たな段階に進める可能性が強まっている。 北朝鮮では金総書記訪中の最中の一月十…

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金正日訪中の狙いは「第二経済」の変革

訪中の目的は軍幹部たちへの「教育」だったとみられる。同じ時期に行なわれたある幹部の復権も、その延長線上に――。[ソウル発]「最も革命的なわが思想と最新科学技術が結合すれば、革命と建設で偉大なる変革を達成するだろう」 中国から帰国した金正日総書記は、二月四日に慈江道江界市の企業など四カ所を“現地指導…

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「選挙シフト」で農村・貧困層重視へ 経済改革はスローダウン

 次期総選挙まで一年余りに迫った二〇〇八年のインドでは、国民の痛みを伴う経済改革が軒並み停滞し、代わりに選挙を意識した農民や都市貧困層、零細商工業者への手厚い対策が実施されそうだ。昨年末に投開票があったグジャラート、ヒマチャルプラデシュ両州議会選で相次ぎ敗北した、中央与党・国民会議派率いる連立政権…

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北朝鮮がデノミで狙った「市場勢力」の壊滅

自ら手がけた経済改革を否定してまで経済の主導権を奪回しようとした金正日。だが、事態はその思惑を超え――。 金正日総書記は十一月三十日に貨幣交換とデノミを行ない、ついに「市場勢力」との対決に出た。これは二〇〇二年七月一日の経済改革(七・一措置)の自己否定であり、一部で初期的な市場経済が芽生えていた北…

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「李英鎬解任劇」の裏で進む北朝鮮の「経済改革路線」

昨年9月9日、建国63周年を記念した閲兵式で、金正日・正恩父子の間で敬礼する李英鎬氏 (C)AFP=時事 金正恩(キム・ジョンウン)第1書記がついに経済改革に踏み出すのではないかという原稿を書き終え、フォーサイト編集部に送った直後の16日朝に、北朝鮮軍部のトップで金正恩氏の最側近とされてきた李英鎬…

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北朝鮮の電撃的な権力再編(下)存在感を増す金慶喜党書記

 李英鎬(リ・ヨンホ)総参謀長解任劇の実相は諸説紛々だ。 韓国の朝鮮日報は7月20日、李英鎬総参謀長が解任された直後、李氏を連行しようとした崔龍海(チェ・リョンヘ)軍総政治局長配下の兵士と李氏の護衛兵との間で戦闘が起き、20人余りが死亡したと報じた。 しかし、20人もの死亡者が出る交戦があったなら…

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「経済改革」を前に身震いする金正恩後継体制(上)「金慶喜」の健康不安

 北朝鮮は9月25日に最高人民会議第12期第6回会議を開催したが、準備を進めている「新たな経済管理改善措置」という経済改革措置に関連した議題はなく、まったくの「肩すかし」に終わった。 最高人民会議は、金正恩(キム・ジョンウン)氏を国防委員会第1委員長に選出し憲法も一部改正した今年4月に続く開催であ…

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「経済改革」を前に身震いする金正恩後継体制(下)「70年代キャンペーン」の意味

 北朝鮮の「新たな経済管理改善措置」は10月1日にも実施される可能性があるとみられていたが、本稿執筆時点ではまだ実施されていないようだ。 これまでに指摘されている経済改革の大枠は、▽農業分野では「分組」と呼ばれる集団責任制の生産規模を「10人から25人」から「4人から6人」という実質的には世帯ごと…

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